Kindle本より紙本の方が「お買い得」になることが多い理由

Kindle本は決して安くない。

実はKindle本に比べて、リアルな紙書籍の方が「結局お買い得」になることも多いのだ。
ITやビジネス系の書籍は特にそうだ。なぜなら、読んだ後、「売ることができる」からである。

一度読んだらもう不要な本って多いよね

読んだら即売る、これが最近の僕の読書術だ。ビジネス系、IT系の書籍は一度読んだらもう手元には要らないな、と思うことが多い。しかしKindle本は現在のところ、他人に売る(所有権を移す)ということが出来ない。それに対して、リアル本はかなりいい値段で売れる。もちろん、売ると言っても間違っても「ブックオフ」などで売ってはいけない。あれはもうオワコンなシステムだと思う。二束三文で買い叩かれて終わりだ。その代わり、ネットを使えるなら、ぜひ「Amazonマーケットプレイス」(マケプレ)に出品してみてほしい。

定価の8割強で売れることもあるマケプレの凄さ

目を疑ったかもしれない。しかし事実だ。どのくらいで売れるのかは気になると思うので、実際に僕が最近売った本の定価と売値(販売額)を見てみよう。

→定価2940円、マーケットプレイスでの売値2380円(定価の81%)

  • ノンデザイナーズ・デザインブック

→定価2100円、マーケットプレイスでの売値1500円(定価の71%)

  • iPhoneアプリ設計の極意―思わずタップしたくなるアプリのデザイン

→定価3570円、マーケットプレイスでの売値2480円(定価の69%)

→定価1680円、マーケットプレイスでの売値990円(定価の59%)

どうだろうか。定価の半額どころか、8割以上の金額で売れている本があることに、驚いたのではないだろうか?例えば1番目の「Google Analyticsパーフェクトガイド Ver.5対応」だが、これはKindle版だと2300円する。対して僕が売った値段はなんと2380円。つまり、購入金額2940円-販売額2380円=560円で読めてしまったことになる。Kindle版の約4分の1以下で読めたということである。

価格メリットだけではないマケプレの素晴らしさ

その他にも以下のような点で、Amazonマーケットプレイスヤフオクなどに比べて優れていると思う。

  1. 出品作業が「商品状態」「売りたい値段」を入れるだけと激楽。(写真も不要)
  2. 納品書、出荷通知も一発印刷/ワンクリック
  3. 落札者との直接のメールのやりとりが無いためセキュリティも万全
紙の本はまだまだ優れている点も忘れずに

忘れがちだが、紙本を購入することは別のメリットもある。ビジネス書の場合はあまり恩恵は受けないことが多いのだが、IT系の書籍の場合、紙書籍の方が利便性が高いことが多いのだ。具体的に言うと、閲覧が楽なのだ。ソースや図表が激しく見やすい。逆に、Kindleでは画面が小さいことで見難いという点だけでなく、デジタル情報なのに、PCへのソースコピーも出来ないため、Web情報より利用性が低かったりする。

以上のような理由で、僕は紙の本を積極的に買う。
そしてKindle本を買うときには慎重に判断することにしている。

  1. どうしても即座に読みたい
  2. 紙の本よりも4分の1未満の値段で買える
  3. 手元に置いておきたい(売りたくない)

そういう本の場合はKindle本を検討しても良いだろう。
皆様の読書ライフが少しでも捗りますように。