GoogleがIE9サポート終了。数週間以内にカレンダー、GMail、ドライブで機能制限

Googleは11/5、Googleのアプリケーションに対する
IE9のサポートを打ち切ることを決定しました。素晴らしい知らせです。
http://googleappsupdates.blogspot.jp/2013/11/end-of-support-for-internet-explorer-9.html

彼らのポリシーとしてChromeの最新版と
Firefox, Safari, Operaの1つ前までのバージョンをサポートすることに
なっているため、10月17日にIE10がリリースされたことで、二世代前となった
IE9に対してのテストと開発をストップする、とのことです。

FirefoxInternet ExplorerSafari の最新バージョンとその前のメジャー リリースが順次サポートされます。つまり、新バージョンがリリースされると、最新バージョンのサポートが開始され、同時に 2 世代前のバージョンのサポートが終了します

また、IE8がサポート終了になった時と同様、
今後「数週間以内」にIE9ユーザがGoogleのアプリにアクセスすると

「お使いのブラウザはサポートされていません。アップグレードしてください」

というような通知メッセージが表示されるとのこと。(11/17現在は出ていない)
また、すでに以下のような機能制限(不具合?)も発覚しているようです。

* カレンダー: カレンダーは読み取り専用モードで表示されます。
* Gmail: Gmail ユーザーは、Gmail の簡易 HTML 形式のインターフェースにリダイレクトされます。
* ドライブ: 図形描画やプレゼンテーションは正しく表示されません。
(https://support.google.com/a/answer/33864 より)

IE9でこれらのアプリを使っている場合は、「数週間以内」に「使えなくなる」
と認識したほうが良いでしょう。

VistaユーザはIE10非対応でアップグレードできないため、
かなり問題になるだろう、という見立てもありますが、個人的には大歓迎。
こういうことでもないと、企業はいつまでもWindowsXP(13年前)、Vista(7年前)といった
古いOSを使い続け、IE8/9の遅い性能やメモリリークといった課題に対する
サポートをWebシステム開発者がいつまでも行わなくてはならないからです。

天下のGoogle先生がバッサリIE9までを切り捨てることで、
Windows7+IE10以降、もしくはChrome等のモダンブラウザが、
システムの推奨ブラウザとして認められる時代になっていくことを
切に望む今日このごろです。