iPad mini Retina届いたので初日の感想、性能比較


ついにiPad mini Retina(Wifi/16GB/スペースグレイ)が届いたので初日レビュー。

発表日13日の22時頃、オンラインで予約し、17日の11時頃到着。国内に届いてから、クロネコメンバーズで到着時間指定で「午前配送」にしたから優先的に早めに届けてくれた可能性もある…ヤマトお兄さんありがとう!

最初からバッテリが95%ぐらいのフル充電状態。まず充電から始めなくていいのが嬉しい。
iCloudバックアップを設定済だったので、iCloudからの復元を初めて使ったが10分も立たずに今のiPad mini環境がコピーされた。早っ!
データ量が少ないとはいえ、この簡易さ、速さには脱帽。本当に仕事してるのか疑うレベルだ。

良い点

  1. フォントが超なめらか
  2. フォントのせいで、ホーム画面のアイコンのタイトルがすごく読みやすくなった
  3. キーボードの立ち上がりが早い(ただ、まだ何時でも瞬時、なレベルではない)
  4. 文字入力も早くなった。キーボードを打ってから画面に反映されるまでのタイムラグがほぼゼロ。
  5. アプリの起動時間が旧iPad miniの約2倍以上高速化
  6. バッテリの持ちは相変わらず良い。Retina化による影響はなさそう

性能比較

アプリの起動時間、新旧比較

使っている主なアプリの起動時間(メモリに載っていない状態から、アイコンをタップして、使えるようになるまでの時間)を計測してみた。結果としてはだいたいほぼ2倍。GMailがとりわけ早くなって快適になったのが嬉しい。

★2倍以上に早くなったもの

  1. GMail 7s → 3s ★
  2. GoogleMap 6s → 4s
  3. Mr.Reader 4s → 2s
  4. Hulu 7s -> 2.5s ★
  5. Path 6s → 3s
  6. Doit.im 4s → 2s
  7. Facebook 7s → 3.5s
無線LAN速度比較

アクセスポイントには300MbpsのAir Macを使用。

iPad mini

  • 32.94Mbps(下り), 30.67Mbps(上がり)

iPad mini Retina

  • 42.77MBps(下り), 75.30Mbps(上がり)

結果としては、下り上がりとも大幅に速度が向上していることが確認できた。
とりわけ、上がりが旧機種の倍以上出るようになったのは驚き。

気になるところ

  1. 0.3mm厚くなったせいで、ケースが簡単に入らない。また、全体にボテッとした印象。
  2. 30分ほど使っていたら、背面がほんのり熱くなっていた。少し気になる。
  3. 画面の自動回転をONにしているのに、回転しなくなった(再起動したら直った)
重さの約30g増えたのは気になるか

YES。今までの使い方では厳しい重さになったと思う。
旧Miniでは、Apple純正のスマートカバーとケース(PowerSupportのAir Jacket)を使っていたのだが、
今回、それらを同じように装着した総合の重さは437gにもなった。正直、ちょっと重い。
ハードケースではなく、背面保護シートのようなもので代用しないときついという印象だ。
iPad mini Retina用の背面保護シートは現時点ではまだ発売されていないようだが。

[12/27追記]
背面保護シートが発売された。実に素晴らしい製品だ。
http://d.hatena.ne.jp/hosikiti/20131227/1388099762

液晶の品質について

色ムラとか、黄色がかった液晶だとか一部で色々言われているようだが、
自分のはiPad mini初代とくらべても色味の違いは一切感じない。
たまたま当たりだったのかもしれないが、それほど気にすることはないんじゃないか。
http://apple-info.ldblog.jp/archives/problem-with-the-display-of-the-ipad-mini-retina.html

その他

スマートカバー、同じ緑色を買ったつもりだったが、裏面の色が以前のものより濃くなっているようだ。
というか全然違う。素材とかも違うんだろうか。これは買うまで気づかないだろうな。

まとめ: 画面のサイズが丁度いいと思えるならベストなタブレット

7.9インチという画面サイズが自分にちょうどいいと思えるなら、
このiPad mini Retinaは快適な環境をもたらしてくれそうだ。
確かにちょっと分厚く重くなり、スリムなデバイス、という表現は苦しくなったかもしれない。
だが、それを補ってあまりある画面の美しさ、パフォーマンス、バッテリ持ちに注目すべきだ。
なぜならApple製品のアクセサリ(=エコシステム)の充実度は他のタブレットに比べて突出しているから、
30g増なんて、きっと各種サードパーティメーカーが、超軽量の薄型ケースなり、
軽量かつ超硬度の背面保護シートなりを開発してくれて、近いうちに無問題化するはずだから。
というわけで、「ケースなんて一切付けない」とか「1gだって重くなるのは嫌だ」という人以外で、
今までのiPad miniで満足していた人たちは遠慮なくiPad mini Retinaに移行していい。