Ubuntu 10.04 LTS、使えて楽しめる最高のOS

Ubuntuが最高に楽しい。

1年ほど前、Ubuntuを入れたがやっぱりWindows XPでいいや、という記事を書いた。

http://d.hatena.ne.jp/hosikiti/20090711/1247275251

だが、今では完全に「Ubuntuが自分にとってのベスト」と言い切れる。

数週間前にUbuntu 10.04LTSに完全にメインOSを切り替えて、全く問題なく快適に使っている。もうXPには戻れないと思う。
昨年と比べて何が変わったのか。以下の3つにまとめてみた。

Ubuntu 10.04 LTSの出来が非常に秀逸

Ubuntu 10.04は本当に出来がいい。インストール後、ハードウェアのドライバを入れたり、ソフトウェアを入れることなく、即座にブラウジングを楽しんだり、音楽や動画鑑賞を楽しめる環境が整う。Compizによる遊び心あふれるUIも、最先端のOSを使っている気にさせてくれる。たいていのソフトのインストールや削除も、「Ubuntuソフトウェアセンター」を使えば一発。OSの起動や終了が非常に早い(自分の環境では起動は30秒、終了は10秒ぐらい)のも気持ち良い。こういうOSの基本的な部分から、Compizのような最先端の機能まで幅広くバランスよく使えるOSとしてUbuntuは優れている。

②Webでほとんど自分がやりたいことが叶えられるようになった

今、パソコンを使っている時間がほぼ、Webにいる時間と言っても過言ではない。それくらいWebに依存した生活をしている。Webは、HTMLを見るだけの環境ではなく、いまやメールやメモを書いたりTweetしたり、スケジュールやTodoを管理したり動画や音楽を楽しんだり出来る総合プラットフォームになった。ブラウザさえあればやりたいことが何でも叶う時代だ。
その点、UbuntuではChromeFirefoxなどの優秀なブラウザが使えるため、ブラウジング環境として全く何の問題もない。ゲームの品揃えはWindowsには勝てないが、それ以外はUbuntuで全て自分のやりたいことが叶えられるのだ。

Linuxのシェルのスキルが自分に備わった

自分の中の変化としてはこれが大きい。最近仕事でシェルスクリプトをたくさん作ったおかげで、Linuxのコマンドとシェルスクリプトについてかなり知識を得ることが出来た。Linuxはコマンドや設定ファイルで非常に柔軟に動きをカスタマイズ出来るので、シェルが自在にいじれればそれはすなわちOSを自在に操れることにつながる。結果として高度なカスタマイズが可能になり、より自分にフィットしたOSを作ることが出来るようになった。例えば自分のノートPCは電源を入れた直後だと眩しいぐらい液晶が明るい。なのでWindowsのときは起動後に手動で液晶を暗くしていた。シェルを使えればLinuxならそれが自動で出来る。Linuxでは液晶の輝度を調整できるコマンドがあるので、それを使って自分の好きな明るさにセットするスクリプトを書き、それをUbuntuの起動時に読み込むようにしている。するとPCを起動すると、自動で液晶の明るさが良い具合になってくれるのだ。こういう細かいカスタマイズはシェルが使えないとまず行えない。面倒なことはGUIでサクっと、かゆいところに手を届かせるためのカスタマイズはシェルでサクっと行う、Ubuntuならそれがバランス良く行える。


(まとめ)

高校生のときからLinuxをインストールしてはいつの間にかWindowsに戻り、ということをくり返してきたが、今回はWindowsに戻ることは無さそうだ。使い勝手が良いのはもちろんだが、何より使っていてワクワクする。楽しいのだ。
Windowsはこれからも仕事やゲームで使いはするだろうが、自分の手元にいつでも置いておく「研ぎ澄まされた道具としてのOS」は、Ubuntuで決まった。